イラっとする気持ち

最近、しゅうちゃんがだんだんと
きかん坊になってきて、
思い通りにならなかったり、
上手に出来なかったりすると、
すぐにかんしゃくを起こして、泣き叫びます。
私もちょっと前までのように、
ただ穏やかに、微笑ましく、見守っているだけではいかなくなってきました。

しゅうちゃんに初めて「イラっと」した気持ちが湧いた時、
とても懐かしく感じて、自分でも思わず笑ってしまいました。

そのくらい、私は毎日、蓮に対してイライラしてたなぁー。

ご飯を食べてくれない、
手を口に入れる、
手をオムツに入れる、
興奮してなかなか寝ない、、、
そんなひとつひとつに、イライラして、怒って、時に本気で怒鳴って。
そんな私に、蓮は何も言い返さず、抵抗せず、たまにびっくりしてたね。

今、しゅうちゃんに「イラっ」とくるたびに、そんな蓮との一場面を一つずつ思い出したりして、
懐かしくもあり、「何でもっと優しくできなかったんだろ」って後悔もあり、「またおんなじことしてるな、私」って思ったり。 

ねぇ、れんちゃん。
ママとの日々は、大体がこんな感じの毎日だったよね。
特に最近は、こんなんばっかで、ママはちっとも優しくなかったね。
あなたに我慢ばっかりさせてしまってたなって。

でもね、そんなことも引っくるめて、蓮とママは、毎日何とかやってたんだ。

いいことばっかじゃなかった。
笑顔ばっかじゃなかった。
優しい愛情ばっかじゃなかった。
全てを受け入れたつもりでも、やっぱりこの先が不安だった。

そんな、弱い自分。醜い気持ち。未熟な考え。
そういうことも、蓮にいっぱいぶつけながら、毎日やってた。

そういう日々も、今はもう戻らない。
あの気持ちさえも、今は愛しい。

思い出はどんどん削ぎ落とされていくけれど、
私と蓮の思い出は、それだけじゃない。
全部、忘れたくない。