初めて笑った日

今日、カウンセリングで
れんちゃんが初めて笑った日のことを話しました。

あれはもうすぐ4ヶ月、という頃。
土曜日の朝だったと思います。
パパとベッドに転がりながら、二人で遊んでいました。
そしたら急に、聞いたことのない、れんちゃんの笑い声が。
声をあげて笑ってる⁈

それまで、声を出して笑うことも、そもそも、あやして笑うことすらなかったれんちゃんが、満面の笑みでコロコロ笑っていました。
私は、夢中で動画を撮りながら、なんてかわいい笑顔だろう、と感じていました。
れんちゃんとの歴史の中で、おそらく1番感動した瞬間。
この笑顔は、『宝』だと思いました。
このキラキラの笑顔をもっともっと見たいと、あの時の私は無意識に、直感的に思ったのだと思います。
そして、こんな風に笑えるのなら、この子の人生はきっと大丈夫、と。
きっと幸せになる、と。

れんちゃん
ママは、何かにとりつかれたかのように、あなたの笑顔だけを目標に、今までやってきたように思います。
それは、あなたに対する贖罪のようなものがあったのかもしれません。
あなたのことを何もわかってあげられない、あなたが伝えたいこと、やってほしいこと、うまくわかってやれないから。
だからせめて、笑顔にしてあげたい。
あなたの笑顔はいつも、ひとつもくもりがない、偽りがない、本物の笑顔だから。
この笑顔を見せてくれる限り、この子はきっと幸せだと、そう信じてやっていました。

もっともっと、あなたの笑顔が見たかったなぁ。
明日は通園でウォータースライダー、
絶対大喜びで笑ってくれたはず。
金曜日だから、大好きなアンパンマンもやる日だよ。
ばあばのおうちにいって、またいっぱい遊んでもらって。

そんなことを考えて、そんな明日を想像していました。
そのあなたの笑顔を守れなかったことが、ママはくやしいのです。


そんなことを考えた1日。